神秘珍珍ニコニコ園
お久しブリです。
毎年のことで、この時期は仕方ないのですが、
ほとんど休みもなく塾に出続けているのでちょっと疲れが出てきました。
鈴木教室長がかなり頑張ってくれるので、以前に比べれば負担は減りましたが…。
年齢のせいにはしたくないですけど、やはり年々きつくなっていますねえ~。
それで、ちょっと気分をリフレッシュしようと思いまして、
今日はインプットしようとためていたファイルを持ってお気に入りの場所へ行きました。
その場所は秘密なのですが、周囲には緑しか目に入らない場所で、
どことなく流れている空気ものんびりしているところです。
そうやって1人で時間を過ごし、
自分の考えなんかをまとめるようになったのはいつからでしょうか。
そのような時間を取ってから塾へ行くと、かなり能率が上がるんです。
塾生や受験生へのメッセージを書き記したり、
塾で抱えている問題の解決策をあれこれ考えたりと、
普段の場所や人ごみから離れることで、いつもと違う目線を持てる気がするのです。
考えてみれば、昔からよくそうやって一人考え事をしたり、
その時の感情を自分なりに見つめたりするようなことをたびたびしていました。
実家にいた時は「リキ」という名の犬を飼っていたのですが、
そのリキと一緒に、当時お気に入りだった場所へよく行っていたものです。
小学生の時から飼っていたので、
たぶん中学生の頃には一緒にお気に入りの場所へ行く習慣があったと思います。
何をするでもなく、ただボーっと思考のままにしていたような気がするのですが、
そういえばいつもベンチに一緒にリキも座っていました。
座ってくれていたのでしょうか…。
なんだか懐かしくなってきました。
実家を出て、結婚し子どもが生まれてちょっと経った頃、
実家の弟からリキが死んだという連絡を受けました。
高齢だったので、覚悟はしていましたが、何だか実感がわきませんでした。
仕事があったので、リキに会いに行くことはできませんでしたが、
後で聞いた、リキのペット葬の話は忘れられません。
どこに依頼するか迷った両親・弟は電話帳を広げたそうです。
それで近そうなところで、名前が東武○○のような業者を見つけたのだそうです。
名前から、きっと大きな会社なのだろうと思ったそうです。
問い合わせをすると、今すぐでも受け付け可能とのこと。
それですぐにお願いすることにしたのだそうです。
ところが行ってびっくり、
そこは『神秘珍珍ニコニコ園』とあからさまに怪しげな場所だったのです。
場所を間違ったのかと思ったそうですが、
よく見ると、その下に電話帳で見つけた会社名が小さくあり、
別にそういう専用の施設があるのかと思って、
中に声をかけてみると…
業者の方が出てきて、
問い合せをした者だと分かると「はい、○○円」とお代が請求され、
そのままリキの入った箱を運んでいったのだそうです。
もちろん運んだ先は『神秘珍珍ニコニコ園』
悲しい気持ちなんか吹っ飛んでしまい、
何だかリキに申し訳ないような気がした。
と思い出し笑いをしながら弟が話してくれたのでした。
まさか大往生した後に、そんな扱いを受けるなんて…
リキがちょっぴり可哀そうに思いましたが、
逆にあまり悲しみすぎずにお別れが出来たのも、リキらしいのかなと
弟から話を聞きながら思ったのでした。
『神秘珍珍ニコニコ園』まだあるのでしょうかねえ…
途中で話が変わってしまいました。
とにかくお気に入りの場所で自分を静かに見つめ直す、
和光市だとなかなかそうい場所もないかもしれませんが、
ぜひあなたにもやってもらいたいと思います。
ありがとうございました。
『シンピチンチンニコニコエン』って
『ユウキリンリンルリノイロ』に似てませんか?
リキって名は、当時見た南極物語に出てくる犬から付けたんです。