もうとっくに夜遅くに子供一人で塾から帰宅する時代ではなくなっている件について
お久しぶりです。
このニュースは見聞きしているかもしれません。

兵庫 18年前の女児刺傷事件の容疑者 “塾を狙って待ち伏せ”
18年前、兵庫県たつの市で小学生の女の子が刃物で刺されて大けがをした事件で、7日、逮捕された45歳の容疑者が逮捕前の任意の事情聴取に対し、子どもが集まる学習塾の近くで待ち伏せをしたという趣旨の話をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は1人で帰宅する女の子を狙った疑いがあるとみて詳しく調べています。
勝田州彦容疑者(45)は18年前の2006年、兵庫県たつの市で学習塾から帰宅途中だった当時小学4年の女の子の胸や腹部を刃物で刺して大けがをさせたとして殺人未遂の疑いで逮捕され、8日検察庁に送られました。
容疑者は2004年に岡山県津山市で小学3年の女の子を刃物で刺して殺害し、去年、無期懲役が確定して服役していましたが、警察がことし5月以降に任意で事情を聞いたところ、今回の事件当日の行動について「女の子を物色していた。子どもが集まる学習塾を狙って路上で待ち伏せした」という趣旨の話をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
この事件の直前には学習塾に通う別の女の子が男に路上で抱きつかれる被害があり、これについても関与を認めたということです。
これまでの捜査で被害者とは面識がなかったとみられるということで、警察は容疑者が1人で帰宅する女の子を狙った疑いがあるとみて詳しく調べています。
18年前のこの事件、当時はオンライン授業などなく、
子供たちは塾が終わってから暗い夜道を帰宅するのが当たり前の時代でした。
ただ、埼玉県では、2014年に朝霞市で起きた中学生誘拐事件があり、
今までの安全な日本はもうないことを教えてくれていました。
朝霞の事件は塾帰りに起きたものではありませんでしたが、
もう子供達が夜遅くに塾から帰宅するのは危険であることを示していました。
当時、朝霞の隣、和光市で塾を開いていたので、
塾生の安全をどのように守るのか、苦慮したのを覚えています。
保護者に方に送迎をお願いしましたし、
オンラインで授業を行う提案もしました。
当時はzoomのない時代です。
オンラインによる授業も試行錯誤していました。
コロナを経て、技術的にも環境的にも、
またオンライン授業への親御さんの抵抗感もなくなり、
今こそ、子供の安全を一番に考えられる時代となりました。
「家だと勉強できない」
このよく聞く言葉。
この子供の言葉を鵜呑みにして、
子供たちを危険に晒すのはやめて欲しいと思います。
勉強が命より大切な訳ありませんから、
危険を犯してまで勉強する必要はありません。
教育者側としては、
つまらない暗記の強要ばかりするから、
家で勉強できないと言われるのです。
家でも、夢中になって頭をフルに使って考えるような課題を
大人が提案すれば良いのです。
それができないのなら、
オンラインによる授業を行う。
現実的な選択だと思います。
最悪のことが起きないと、
大切にしいないといけなかったことに気がつかない。
これは想像力の無さからきます。
今取り組んでいる礼法の中にも、
『最悪を避ける』という考え方があります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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