落ちたら可哀想!?

お久しブリです。

塾に通う前にお子さんの成績を上げてしまう専門家、ブリさんこと神澤武利です。

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この写真は、うちの近所の風景です。
以前、ここには工場がありました。

気づけば解体作業は終わり、
想像以上に広い土地が現れて驚きました。

その時、土ばかりが露出している、
何もない場所だったのです。

それが、
数ヶ月でこんなに草が生えています。
一体どこから種はやって来たのでしょう。

それにしても自然の力は偉大です。

ついこの間まで、
ここにはコンクリートと金属でできた工場があり、
土なんて見えなかったのです。

土の回復力の強さを見た気がしました。


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以前、知り合いの塾の先生から聞いた話です。

ある生徒が
実力より少し上の学校を受けたいと
言ったそうです。

しかし、その子のお母さんは、
子供の挑戦に難色を示しました。

詳しく話を聞いたら、
「落ちたら可哀想だから・・・」
と言ったのだそうです。




私はこの話を聞いて、
考え込んでしまいました。

その子の可能性を
一番信じなくてはいけない親が
一番疑っているのでしょうか。

これが、
普段の勉強姿勢を見ているからとか、
受験を甘く考えていると判断したからとかなら、
私も納得します。

よく子供のことを見ているので、
むしろ合格の可能性も出てくると判断できます。


しかし、子供の姿も見ずに、
(見ているのかも知れませんが、)
自分の感情を優先させるのはよくありません。

「落ちたら可哀想」と思っている、
つまり、そういう目で子供を見ているのは
他でもない、そのお母さん自身なのです。

結果に子供が落ち込んだ時
どう対処すればいいか分からないから
不安になったのかもしれません。

それとも、
不合格になった時の、
周囲の目が気になるのでしょうか?




受験は現実と向き合うきっかけです。
これからの人生で何度か訪れる現実と
初めて向かい合うのです。

それは受験生本人だけではありません。
受験生の親御さんも、親の立場として
向き合うことになるのです。


でも心配しないでください。

子供達は先ほどの土と同じくらい、
否それ以上に強い力を持っています。

どんなに大きい圧力に押しつぶされても、
復活できる力です

(子供も土も同じ自然のものですからね。)

それを信じていないのは大人です。

まだまだ未熟で、
甘く考えている部分はありますが、
子供はそんなに弱くありません。
大人が思うほど子供でもありませんよ。


合格が大切なのではありません。
大切なのは、合格を目指し自分を高めることです。

そして合格できる実力をつけることなのです。

ありがとうございました。







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