クワのアゴ

お久しブリです。

今日ふと足元を見るとクワガタがいました。

少し前であれば、一緒に雑木林に虫取りに行ったり、
カブトやクワガタを水槽で育てたりしましたが、
子どもたちは最近はそうしたものに興味を示さなくなってしまっています。

子どもたちが大喜びしたであろう状況はもう過去のもの…。
ですから、捕まえずにそっとしておくことにしました。

ただ、せっかくだから写真でもと思い近付くと、
クモの糸に絡まって身動きがとれない様子でした。

画像の説明

だから、少し手助けしてあげました。
クモの巣から引き離すと動けそうだったので、後は自分の力でとクワとはそこでバイバイ。

仕事に向かう車中、
物語『クモの糸』を思い出しました。

「蜘蛛の糸」(くものいと) 芥川龍之介の短編小説

あらすじ
釈迦はある時、極楽の蓮池を通して下の地獄を覗き見た。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つけた。カンダタは悪党であったが、過去に一度だけ善行を成したことがあった。それは小さな蜘蛛を踏み殺しかけて止め、命を助けたことだ。それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出そうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけて下ろした。
極楽からの蜘蛛の糸を見たカンダタは「この糸を登れば助かる」と考え、糸につかまって昇り始めた。ところがふと下を見下ろすと、数多の罪人達が自分の下から続いてくる。このままでは重みで糸が切れるだろう。カンダタは「この蜘蛛の糸は俺のものだ。下りろ」と喚いた。すると蜘蛛の糸がカンダタの所から切れ、彼は再び地獄の底に堕ちてしまった。
自分だけが助かろうとし、結局元の地獄へ堕ちてしまったカンダタを浅ましく思ったのか、それを見ていた釈迦は悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。

クモを助けたカンダタは、クモの糸が救いの手になります。

私はクモの糸で身動きのとれなくなっていたコクワを助けました…。
もしお釈迦様がこの様子をご覧になっていたら、一体何を使って私を助けるのでしょう?

クワガタだから…アゴ?
そんなことを考えて一人で笑っていました。

ま、その場合、私は地獄にいなきゃならんのですがね…笑
ありがとうございました。





蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)

役に立つハエ―小松左京ショートショート全集〈3〉 (ハルキ文庫)



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