塾は何でも屋ではない!
お久しブリです。
今日は少し厳しいことを書きます。
知り合いの塾長さんから聞いた話なのですが、
似たようなことは昔の当塾にもあり、全く他人事ではないのですよね。
ですから、少し感情的になるかもしれません。
でもあえて書いておこうと思います。
気分を害される方はスルーしてくださいね。
ところどころ毒のある言葉を吐きますので、読む際にはご注意を。
ただ、私も2人の子供を持つ親ですので、
同じ親としての立場も分かるからこそ書くということを予めご理解ください。
子どもが問題を抱えている場合、
その原因の多くは親御さんに由来しています。
(自分の子に起きた問題を全て他人のせいにするのは親としてどうでしょう…?)
特に勉強の場合、
前学年、前々学年の内容がしっかりと定着していない状態で放置した責任は重いでしょう。
子どもが勉強が辛くなる前に何とかしなければならなかったのです。
学校に任せられる時代なんてとうに終わっています。
どうすればいいか誰も教えてくれなかったなんて子供みたいなことを言うのでしょうか。
親自身がわが子に問題が起きていることを見抜かない、気付かない、動かない結果、
大変な思いをするのは子供たちなのです。
(勉強の場合は特に)
厄介なのは、後になってから慌て始めることです。
最後まで学校の勉強なんて…と悠然と構えているのなら問題はありません。
大体は成績を見た親御さんが焦り、その結果子供を振り回すこととなります。
子供が本気で悩み、自分で何とかしたいと思ったのならまだ救われます。
あるいは親子で戻るとこまで戻り、一緒に振り返るのなら。
しかし、実際は現実を直視できない弱い人が多いので、
塾や家庭教師に依頼することになります。
そこで問題が起こります。
復習を優先するのか、現学年の勉強を優先するのか…。
塾としては復習を徹底させたい。
でなければ、結局伸びませんからね。
しかし、親としては今の勉強も気になる。
結局この板挟み状態で悩むこととなります。
復習も塾でとあれば、塾としては通塾回数を増やしていただく他ありません。
受験を控えていれば、それも仕方ないとなりますが、
そうでない場合は負担を考慮すると決心がつきません。
相談の結果、復習は主に家庭で、塾は現在の勉強を進めつつ、復習をフォローする、
多くの場合はそういう妥協案が採用されます。
しかし、復習が一朝一夕で済むはずがなく、
こういうことは、じっくり継続しなければならない訳です。
2、3カ月もすれば、親御さんは復習に飽きて、また放置し始めます。
当初の相談の内容も自分のいいように解釈し、塾でもやってくれるだろう…と。
もちろん通塾回数を増やす訳でもありません。
果たして、これで問題が解決されることはあるでしょうか?
子供も、うるさく言われることがなくなり、
結局今までと同じような毎日を過ごすことになるでしょう。
塾は何でも屋ではありません。
何でもかんでもやってくれると思うのは間違っています。
何度も言うとおり、子供本人が問題意識を持っているなら別です。
親が焦り、子供を振り回しているのに、
結局親が先に飽きて、塾にすべてお任せする。
相談したことも忘れ、なかなか問題が解消されないことに苛立ち、
結局子供を責めたり、塾にクレームを出したりするのです。
きちんとその都度相談をしてくれるのならまだしも、
やってくれると思ったのにと後から言うのです。
何か間違っていませんか?
当塾は意志を持った学習塾です。
成績が上がればそれでいいのではなく、
勉強を通して塾生本人が精神的に成長することが重要だと考えている塾です。
ですから、親に振り回されている子にはちと厳しい環境です。
(お友達と一緒じゃないと!という子にも厳しいですね。)
当塾塾生の親御さんはそのあたりをしっかりとお考えの方ばかりです。
入塾前にご相談したことを、しっかりと守ってくださる方ばかりです。
それはお子さんのことを目先の成績に惑わされず、
長期的な目線で見守っていらっしゃるからだと思います。
何か問題が起きても、子供本人がそれに気づき、解決しようとしなければ、
大人になってからも、自分で判断して行動できる人になれません。
それが分かっていらっしゃるのだと思います。
この話をしてくれた塾長さんは私に言いました。
「子どもは悪くないんだよ」と。
本当にその通りだと思います。
自分の意のままにならないからと感情を荒立てる、
子どものような大人がいるだけのことです…。
何だか悲しくなってきました。
どうすればいいか分からない?
毎日大変でそんな時間がない?
だからこそ、もっと自分で積極的に関わるべきなのです。
だからこそ、無理にでも時間を作るべきなのです。
だって、大切な自分の子供のことなのだから。
ありがとうございました。
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