せっかく大学に入ったのに…
お久しブリです。
同じ県内でこういう痛ましい事件が起きると
何とも胸が痛みます。
埼玉県入間市の路上で15日夜、女子大学生が刃物で刺し殺される事件があり、県警捜査1課などは16日未明に出頭してきた同市豊岡5の私立大2年生、沼田雄介容疑者(20)を殺人容疑で緊急逮捕した。「誰でもよかった」「(女子大生のアルバイト先の)コンビニから後をつけた」などと供述しており、同課は経緯を調べている。
同課などによると、死亡したのは同市豊岡1の私立大3年生、佐藤静香さん(21)。沼田容疑者とは大学が別で、同容疑者との交友関係などは確認されていないという。
沼田容疑者の逮捕容疑は15日午後10時15分~同45分、佐藤さんの自宅近くの路上で佐藤さんの胸など数カ所を刃物で刺し、死亡させたとしている。
同容疑者は16日午前1時20分ごろ、「人を刺した」と県警狭山署に出頭。供述通り、現場近くの路上で凶器とみられるナイフが見つかったことなどから緊急逮捕した。
近くの住民らによると、佐藤さんは自宅近くのコンビニエンスストアでアルバイトをしており、15日は午後10時過ぎに勤務を終えて店を出たという。佐藤さんと学年は違うが同じ小学校に通っていた近くの女子学生(22)は「夜は真っ暗。物陰に人が隠れていても分からず、普段から怖いと思っていたが、まさかこんなことが起こるなんて」と驚いていた。
【転載終了】
言葉もありません。
きっとこの女子学生は、受験を乗り越えて大学生活を満喫していたのではないでしょうか。
犯人はどうしてこのような行動に出てしまったのでしょうか?
大学(大学生活)に不満があったのでしょうか…。
私には理解も想像もできません。
「せっかく大学入ったのに…」と思うだけです。
そしてこの話題。
大都市と地方で高校生の大学進学率の差が広がっている。今春の文部科学省の調査から朝日新聞が算出すると、都道府県別で最上位と最下位の差は40ポイント。20年で2倍になった。家計状況と大学の都市集中が主因とみられる。住む場所の違いで高校生の進路が狭まりかねず、経済支援の充実などを求める意見がある。
文科省の学校基本調査(速報値)から、4年制大学に進んだ高卒生の割合を、高校がある都道府県別に算出した。今春は全国で110万1543人が高校(全日・定時・通信制と中等教育学校)を卒業。大学には浪人生を含む59万3596人が入学(帰国子女など除く)。進学率は53・9%だった。
都道府県別では東京の72・5%が最高で、次いで京都(65・4%)、神奈川(64・3%)、兵庫(61・7%)など。最低は鹿児島の32・1%で、低い順に岩手(38・4%)、青森(38・6%)など。40%未満は5県だった。
大都市圏では愛知と大阪が58・1%、福岡52・8%などだった。
進学率は20年前に比べて全都道府県で上昇し、全国平均も32・8%から21・1ポイント伸びた。一方、都道府県別の最大差は広がり、1994年の19・4ポイント(東京=40・8%と沖縄=21・4%)の約2倍になった。
拡大の一因は大都市圏での進学率の急上昇。大学の集中が進み、20年間で東京は32ポイント、京都は27ポイント、神奈川は25ポイント伸びた。今春は南関東と京阪神の全7都府県が上位1~10位に入り、2大都市圏の高い進学率が目立つ。
下位地域は伸びが鈍く、20年間で鹿児島8ポイント、岩手16ポイント、青森17ポイントだった。下位には従来、北海道・東北・九州の道県が並ぶ。上下位地域の固定化と差の拡大で、二極化が進んでいる形だ。
進学率が伸び悩む地域には、県民所得の低い地域も多い。都市部の大学を選ぶ際に、下宿代などがネックとなるケースもある。
「大学進学の機会」の著書がある小林雅之・東京大教授(教育社会学)は「選択は個人の自由だが、能力や意欲のある若者の進路が居住地の環境で限られるのは社会的損失だ。大学整備は専ら私学に依拠し、大都市集中につながった。その結果、私学の半数近くが定員割れで苦しむ一方、地方では多くの高校生が望んでも進学できないという矛盾も生じている。家計負担軽減には給付型奨学金の充実が急務。地方の短大や専門学校の活用も有効だ」と話す。
【転載終了】
ちょうど、この間チェックをしていたニュースです。
このような記事を読むと、
住んでいるところによって受けられる教育に差があるかのように思ってしまいます。
本当のところはどうなのでしょうか…?
私も少し調べてみようと思いました。
比較的進学しやすい環境にある埼玉。
その埼玉に住む大学生がこういう罪を犯す。
こういう風にニュースを並べると複雑な気持ちになります。
大学に行く意味を改めて考えてしまいます。
何のために大学へ行くのでしょうか?
本当に大学進学に格差があることが問題なのでしょうか。
確かに大学へ行きたい子が行けないのは重大な問題で、
その場合はしっかりと奨学金などが準備されるべきだと思います。
しかし、大学への進学率がいくら高くても、
何となく進学をしているのでは意味がないように思うのです。
そのあたり、数字には表れて来ません。
大学に行く意味を見出していたら、
もしかすると加害者の子も違う未来を歩いていたのかもしれません。
そう思ってしまうのです。
最近、いまの小学6年生から変わる大学入試について調べていたせいか、
改めて大学に行く意味を考えさせられました。
ありがとうございました。