ライバルは誰だ!?
お久しブリです。
当塾はいま中間テスト対策期間に入っています。
テスト対策を始める際、塾生に必ずやってもらっているのが目標設定です。
教室長の指導のもと、自分の目標を明らかにし、
それから行動計画を立てていきます。
目標地点を定めずに進み続けるのは難しい。
もちろん、ただ進むだけならできます。
しかし、壁を乗り越えるほどのエネルギーはそこにはありません。
ゴールが分からないレースほど辛く退屈なものもないでしょう。
目標設定でよくこんな間違いをしてしまう人がいます。
ライバルに勝つことを目標にしてしまう場合です。
これは気をつけなければなりません。
もちろん、ライバルを持つことは良い場合が多いです。
でも、そのライバルに勝つことを目標とするのはどうでしょう。
中学生の場合、ライバルは同級生や幼馴染、
兄弟姉妹やいとこなどの親せきが多いでしょうか。
どうしてそういう目標が良くないのでしょうか。
それは単純に比較ができないからです。
たとえば、ライバルがもし準備をサボったり、不調だったりした場合、
それで勝敗が決まっても目標達成となるのかどうか…ということです。
いや、当然ならないでしょうよ…。
次につなげるための反省材料にもなりません。
どうしてライバルに勝て(負け)たのか、
その原因が正確に把握できないからです。
それでは目標設定の意味がないのです。
「あいつには負けたくない」
そういう気持ちは確かにエネルギーを生みます。
でもね、「負けたくない」と思っている時点で
もうすでに負けているんですね。
心理的に負けちゃっているんで、
いつまでたっても相手を優位に思ってしまう。
だからずーっと心の中では勝つことができないのです。
もし、ライバルに勝つことを目標にしている人がいたら、
今すぐやめるべきです。
ライバル(ともに頑張れる仲間)がいるのは大変よろしい。
動機づけにもなるし、励みにもなるでしょう。
だから勝敗を競うよりも自己を高めるよう活用すべきです。
たとえライバルに勝利しても、自分に反省点があるなら、
それは次回までに修正すべきで、
そうやって前回よりも今回、今回よりも次回と、
常に以前の自分を超えるように考えてほしいのです。
つまりライバルを目標にするなら、
その『ライバルは自分』にするということになるでしょうか。
昨日の自分より一歩でも二歩でも前進しよう。
そう思って行動してもらいたいですね。
そしてそのための目標設定をしてもらいたいと思います。
ありがとうございました。
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