やったー(副産物としてのⅡ)

お久しブリです。

(昨日の記事「副産物としての」続き)

高校受験直前期になると、私や教室長が授業で色々な話をします。

その中で私がよく話すのが
「教科書なんてくだらない。本当に大切なことは教科書には載ってない」とか
「教科書に書いてあることなんて、いつ新発見によって覆るか分からない」とか
「点数なんてどうだっていい」など
およそ塾の講師としては似つかわしくない言葉ばかりです。

塾生によっては、そんな一風変わった話(キャラ?)を楽しんでくれる子もいます。


そういうことを言いながら、
それでも当塾は受験前はストイックに勉強することを塾生に求めます。

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「くだらないといいながら、なんでここまでやろうとするのか」
話していた卒業生は中学生当時、そんな不思議さを感じていたのだそうです。

しかし、私の話を聞いて合点がいったのだそうです。




私は幸福は副産物として与えられると思っています。
これを知るきっかけは高校時の部活だったと思います。

私は男声合唱に夢中になって取り組んでいましたが、
目的は一つ、演奏会で女子高生を泣かせることでした。

男子校だったせいでしょうか、
みんなで懸命にこの目的を果たすべく単純に努力しました。
後で振り返ると、本当に充実した毎日を送っていたのでした。

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勉強も同じです。
もちろんそれは、受験に使う5教科に限られるものではありません。

どんなことでも、懸命に取り組んでいると、
面白さや物事の深さを知ることが出来るのだ思います。

勉強も真剣に取り組んでいるうちに、
その面白さや世界観の不思議、そして奥深さを知ることになるのです。

忘れてならないのが、奥深さを知ろうと思うと却ってそれが見えなくなるのです。
学ぶ面白さを知りたい、あるいは面白味を伝えようと思うとうまくいかないのです。




そう思うから、当塾では毎日の授業を真剣に取り組むことを求めます。
それこそ「なんでここまで?受験前でもないのに?」というくらいです。

でも、これ位やると必ず見えてくるものがあるのです。
(そこまで待てない大人も多いのですけどね…)

ここでは何を行うのかはあまり重要ではありません。
目の前にあるやらなければならないことで十分です。
大切なのは行動してるか否かですから。




中間テストの結果が徐々に出てきました。
今回も、多くの子が自己ベスト更新したようです。
クラストップの子や、5本指10本指に入った子もいたようです。

でも、そんなのどうでもいいのです。

その目標とするところまでどれだけ行動したか、
どれだけ懸命に生きたのか、の方がはるかに重要なのです。

もちろん結果が良ければ私たちも嬉しい。
塾生と一緒に「やったー」と快哉を叫ぶこともあります。

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結果がいま出ていなくても、自分に負けずに真剣にやったのなら、
それはそれで大成功なのです。

だって、必ず副産物として素敵な何かがプレゼントされるはずだからです。




部活でみんなが目標達成に向けて努力することで、
副産物として必ず何かが生まれます。

だからこそ、みんなで共有できる、
分かりやすい目標を設置することが大切だと思うのです。

勉強も単純です。
○○高校に受かりたい。□□大学に受かりたい。定期テストで何点取りたい。

それで努力してるうちにだんだん自分が変わってきます。

問題をぱっと見たとき、
いままでは難しそうと思っていたのに、いまでは面白そうと思う…。
やっぱり面白そう!と思う人の方が、人生楽しいと思うんですよね。

そういう何事も楽しめる人って強いと思います。
塾生をそういう風に育てられれば嬉しいですね。

ありがとうございました。

おめでとう




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