横綱の言葉

お久しブリです。

できれば横綱になる人は強いだけでなく、知性のある方が良いですね。
鶴竜関は、どのような横綱になっていくのか楽しみです。

新横綱・鶴竜関が奉納土俵入り 4年ぶりの雲竜型

画像の説明
大相撲の第71代横綱に昇進した鶴竜関が28日、東京都渋谷区の明治神宮で奉納土俵入りを行い、約3300人の前で朝青龍以来4年ぶりとなる雲竜型を披露した。

太刀持ちに勢関、露払いに鏡桜関を従え、左手を脇腹に添えながら右手を斜め前方に出してせり上がる攻守兼備の型をゆっくりとこなし、ファンから「日本一!」の掛け声を浴びた。28歳の新横綱は「一生懸命やった。間違えないようにしっかりやれて良かった。実感が湧いた」と穏やかな笑顔で話した。

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鶴竜関の言葉に、私が伝えたいことが凝縮されていたので、
今日はそのことをメモしておこうと思います。

鶴竜「本当によかった」 初優勝から一夜明け会見

大相撲春場所で初優勝し、第71代横綱昇進が確実になった大関鶴竜関(28)が千秋楽から一夜明けた24日、大阪市内で記者会見し「本当によかった。最初の何番かは力が入っていた。(3日目に負けて)力が抜けて開き直れた」と、普段と変わらず穏やかな様子で話した。

 綱とりは13勝以上の優勝が一つの目安だった。高いハードルを越えた理由について「自分でもなれると思っていなかった。いい経験ができると思っただけ。意識しなかったのがよかった」と説明した。前夜は「すぐ眠れた」という鶴竜関。伝達式や綱打ち、奉納土俵入りなど横綱昇進に関わる行事で多忙な日々が続く。「違った緊張感がありますね」と笑った。

【転載終了】


この『いい経験ができる』というのが、何より大切なことだと思うのです。

受験を例に考えたいのですが、
たとえばもうこれ以上は出来ない位に準備をしたとします。

しかし、当日あいにくの腹痛。
食べ物が良くなかったのか、緊張か…。
油断をすると大参事になる予感がする程です。

さあ、これで実力が発揮できるでしょうか。
いや、ちょっと辛いですよね。

そして結果は残念なことに。


では、それまでの努力は無駄だったのでしょうか?
それまで準備してきたことは全て意味のないものなのでしょうか?


私はそれは違うと思います。
目標があり、それに懸命に突き進んだという貴重な経験こそが大切と思うのです。

そこから得たものはかけがえのない財産です。
地位や名誉は世界(価値観)が崩壊すれば無に帰します。
しかし、自分の中に育てた自信や経験は必ず役に立つはずです。

だとすれば、結果や実績は副産物的に与えられるものであって、
大切なのは日々を生きること、経験することなのではないかと思うのです。

嬉しい結果も残念な結果も、経験することに意味があると思うのです。


塾生には日ごろから、いまこの瞬間を精一杯行動しなさいと言っています。
結果なんてむしろ、どうでもいいのだとも言うほどです。

だから徒に時間が過ぎるのを待つようなことをしないように
何となく誤魔化し過ごすことがないようにと伝えているのです。
(少なくとも塾にいる間は)


私たちの塾は、
よい経験を積む時間をご購入いただいていると考えています。

結果がすぐにでる場合もあれば、そうでない場合もあります。
しかし、真剣に学習する、その時間こそは必ずご提供することができます。

当塾の塾生の親御さんは、その辺りのことをよくご理解くださっていて、
だからこそ、私語の一切ない、真剣な学習環境を塾生と一緒に作れるのです。


何となく友達と楽しくやっていくのもアリだとは思います。
でも、真剣に(ストイックに?)勉強するのも、また楽しいものです。

何となくやっている楽な部活も気軽でいいかもしれませんが、
大会出場を目指し真剣に練習をする部活も、得るものが多いのはご存じの通りです。


鶴竜関の言葉『いい経験が出来る』は、そんな深さがあるように思うのです。
そしてそれを愚直に無欲に追求すれば、勝手に結果も付いてくるように思います。

塾生には、今この瞬間の、今しか経験できない経験を大切にほしいです。

ありがとうございました。




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