エメラルドグリーンのメッセージ

お久しブリです。

土曜日に行われました高校入試説明会にはたくさんの方にご参加いただき、
誠にありがとうございました。

当日配布させていただきました『代表あいさつ』を
このブログに転載させていただきます。


ごあいさつ


いつも大変お世話になり、本当にありがとうございます。
また本日はご多用の中、当塾、高校入試説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。


さて、2011年3月11日の東日本大震災の発生を受けて、私は大きな決断をいたしました。

それは、明日塾生と会えないことがあるかもしれない、もう授業ができないことになるかもしれない、
であれば、「今何を伝えられるだろうか」という問いが震災によってつきつけられたからでした。


私は、長い間苦悩していました。

かわいい塾生といつまでも一緒にいたいという気持ち、
しかし勝負の時に1人で立ち向える力をつけてもらいたいという2つの気持ちの中で、
どっちつかずの自分がいたのです。

しかし、震災でその気持ちにけりをつける必要がありました。


「もしかすると、明日自分は塾に来られないかもしれない。」

「中途半端にしていたら、その時に困るのは塾生ではないのか。」


震災の悲惨な映像を見ながら、
もしこれが和光で起きたらどうなるのだろうと考えずにはいられませんでした。


そして私の中に、1つの結論が出ました。

「自ら学ぶ方法と姿勢を伝えよう。」

「そして自分の力を出し惜しみせず、力を出し切ることの大切さを訴えよう。」


そうすれば、たとえ地震で塾が壊れても、自分の力で学び、困難に対処できるのではないか。

勉強でその姿勢を叩き込んでいれば、
人生に立ちふさがるたくさんの障壁もきっと乗り越えていけるのではないか。

だから塾生が自分ひとりで考え行動していけるように導いていこう、そう考えたのでした。


幸い、共に指導に当たってくれている鈴木君(教室長)が学習法のスペシャリストだったこともあり、
鈴木教室長を中心に自ら学ぶ方法論を様々な形で伝えることが出来ています。

これは私ひとりではできなかったことです。


鈴木君の助けを借りながら、
塾では、常に「なぜ学ぶのか、どう学ぶのか」を塾生に問いかけています。

そのせいなのか、昨年、今年と卒業して行った子達の精神的な成長は、目を見張るものがありました。

またそのことがお父様お母様だけでなく、本人も自覚できるようで、
巣立っていく塾生の顔は自信に満ち溢れています。


私どもは、成績が上がりさえすればいいという
最近の風潮とは真逆のことをしているのかもしれません。

それでもこの姿勢を貫くことが、いま塾を開いている理由なのだと思っています。


「なぜ学ぶのか考えなさい」そう子ども達に伝えておきながら、
なぜ私どもがそれを伝えようとするのかを忘れてしまってはいけないと思います。

ですから今日、このメッセージを書かせていただきました。


関東を襲う大震災がいつ起きるとも知れません。
数十年後かもしれませんし、明日かもしれません。

それでも、私どもは塾生に「なぜ学ぶのか、どう学ぶのか」を問いながら
「力を出し切ること」を精一杯伝えていこうと考えています。


今年も頑張り屋の塾生が集まってくれています。
塾生と共に学べること、そして塾生とのご縁をいただけたこと、深く感謝いたします。

お任せ下さい、志を同じくする非常に優秀なスタッフが塾には揃っています。
彼らと一緒に、しっかりとお子さんを指導させていただきます。


本日は誠にありがとうございました。


和光無限塾 代表 神澤武利


私がいま塾を開いている理由です。

子ども達に、ただ「受験だから勉強する」ではなく、
「自分を高めるために学んでいる」と思ってもらいたい。

ただ成績が上がったのではありません。
成績があがる理由をひとりひとりの子が持っているから上がったのです。

理由が見つかれば、あとはやり方次第です。
誰だって、そうです。


ありがとうございました。


コメント


認証コード1901

コメントは管理者の承認後に表示されます。