子ども達に残したい世界

お久しブリです。

今回はここのところずっと考えていることをメモしておこうと思います。
ゴールデンウィークで時間のある人も多いと思いますので、お暇なら読んでみて下さい。



小さい頃、地球に生まれてきて、なぜ生きるのにお金が必要なのだろうと思ったことがありました。

家をつくるのも、建ててくれた大工さんにお礼をするのは幼心にも分かるのでしたが、
なぜ土地にお金がかかるのかが分からんかったのです。

「だって、その土地の最初の所有者って誰よ?」って思っていたのでしょうね。

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自分が小学生のときに、消費税が導入されました。
当時は3%でしたが、子ども達同士色々と話したものでした。

「明日から100円のアイスが100円で食べられなくなるんだぜ」
そんな話をしたように記憶しています。

その時も、生きるのに必要な食べ物に税が加算されることが、
何だか食べるな(生きるな)と言われているように感じたのでした。


中学・高校に行くようになり、友達と遊んだり、勉強したり、恋愛したりしているうちに
そんな小学校の時の疑問はすっかり忘れてしまいました。

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でも、今の仕事について教え子も増えてきて、自分に子どももできると、
子ども達のことを、単純に生きているだけ、存在しているだけで
素晴らしいじゃないかと思うようになりました。

でも、世の中はそんなひとりひとりの価値なんかより、
稼げるか稼げないかとか、お金があるとかないとか、
そっちの方が大切になっているかのようです。

何でなのでしょうか?
お金がなければ生きていくことが困難な世の中を、改めて不思議に思うようになりました。

確かに、分かるんですよ。お金が便利な道具であることは。
でも、なにか附に落ちなくて、考え続けてしまっているのです。
このぎすぎすとした世界を子ども達に残してしまっていいのか…と。


そこで、ヒントになるかもしれない記事と動画を見つけましたので紹介し、
シェアしたいと思います。

それから、最後にもっと素敵な世界をつくるヒントになるかもしれない動画も紹介します。


利子のない世界をつくろう!

「お金にまつわる”ある寓話”から」

あるところに、自給自足をしていて、足りないものは物々交換で補っている100人ほどの小さな農村がありました。そこへ、どこからともなく見知らぬ男が現れます。男は町中をブラブラしながら、しばらく村人たちの生活を観察していました。

素朴で疑うことを知らない村人たちは、不審な男へも笑顔で挨拶し、決して豊かとは言えない生活にもかかわらず、家に招いて食事をご馳走したり、寝場所を提供してあげたりしました。何日か過ぎて、男は村人を集めてこう話し出しました。

「皆さんはなんて原始的な生活をしているのでしょう。私が良いモノを教えてあげましょう。」

そう言って、あるモノを皆に配り始めました。

「これはお金というものです。これを使えば交換がスムーズに行なえますよ。」

さらに男は、野菜作りが得意な人は八百屋を、狩りが得意な人は肉屋を、釣りが得意な人は魚屋を、料理が得意な人はレストランを、お菓子作りが好きな人にはケーキ屋を、花が好きな人には花屋を、手先の器用な人には大工を、きれい好きな人には掃除屋をと、各人がお店を開くことを勧めました。

それまでは、自分の生活に必要なモノを各人がバラバラに作ったり調達したりしていたのですが、男が置いていったお金を使って交換をすることにより、それぞれが自分の得意なことや好きなことを活かして生活ができるようになりました。また、作業を分担することにより、村人同士のつながりも密接になり、静かだった村に活気が出てきました。

1年が過ぎて、再び男が現れ、村人を集めてこう言いました。

「どうです?お金があると便利でしょ?申し遅れましたが、実は私、銀行家です。この前、皆さんに10万円ずつお貸ししました。来年、また来ますので、それまでに利子をつけて11万円を返して下さい。もし返して頂けない場合は、お店の権利を頂くことになります。

お金のある生活にすっかり慣れてしまった村人たちは、昔のような自給自足の生活に戻る気はありません。お金を貸してくれた銀行家にお礼を支払うのは当然と、利子を付けて返済することを了承しました。

再び日常生活に戻り、いつも通り商売に励む日々が続きました。しかし、なんとなく手元のお金が気になります。すでに11万円持っている人は、お金を減らさないよう、できるだけ使わないことにしました。

また、11万円持っていない人は、足りない分を何とか稼ごうと、もっと儲かる方法はないかとアイディアを捻る人が出てきました。返済日が近づくにつれ、11万円持っていない人は焦り始めます。

「どうしよう?このままだとお店を没収されてしまう・・・」

こうして仕事の目的が、これまでのように人々が必要とするものを提供することではなく、お金を稼ぐことに変わっていきました。

そして、相手が必要としているかどうかなんて関係なく、とにかく売ってお金を儲けることを目指すようになります。なんとなく、村人同士の関係もギクシャクしてきました。

1年が過ぎ、銀行家は再び村へ戻って来ました。

「さぁ皆さん、約束通り、利子を付けてお金を返して下さい!」

10万円を100人に貸したので、村にあるお金は1000万円です。しかし、銀行家へ返すお金の総額は1100万円。当然、返済できない人が出てきます。

結局、村人の3分の2が返済できませんでした。村人の中に「勝ち組」と「負け組」が誕生します。銀行家は「負け組」の人たちに向かってこう言います。

「またお金を貸してあげてもいいですが、皆さんはどうも商売が上手ではないようです。リスクが高いので、今度は利子を20%にして12万円を返してもらいます。ただし、今度こそ返して頂けない場合は、お店の権利をもらいますよ。」

銀行家は返済の誓約を得て、再び村人にお金を貸し付けて、去って行きました。

「では、また1年後に」




さて、安部芳裕氏のご著書の中から、”お金にまつわる寓話”を抜粋させて頂きました。現在の貨幣システムの本質を理解する上で、大変分かりやすく説明されていたと思います。

ご覧の通り、利子とは本来あるはずのない架空のお金のことであり、利子の利益によって成り立っている金融業の本質とは、詐欺同然のシステムであることがお分かり頂けたと思います。このようにして銀行家たちは、他人の土地を合法的に侵略してきたというわけです。

架空のお金を追い求めているわけですから、最終的には利子を支払えない人も発生してくることになります。このような状態は「椅子取りゲーム」に喩えることができます。皆が椅子に座ろうとするのですが、全員分の椅子はありません。必ず椅子に座れない人がでてくるわけです。

最終的には、銀行家のみが「勝ち組」となり、他の人は「負け組」となります。『旧約聖書』では、「借りる者は貸す人の奴隷となる」と記されています。カジノでも何でも、お金が絡む賭け事で最終的に勝つのは「胴元」のみなのです。

よって、現在の貨幣システムにおいては、借金が次の借金を呼び込むことになり、「無限の借金ループ」の罠にはまってしまうことになります。最終的に行き着く先は、経済破綻か環境破壊かのどちらかとなるのです。

【転載終了】


お金ができる仕組み。銀行の詐欺システム(1/5) Money As Debt


こういうこと、学校じゃあ教えてくれないんですよね。
そもそも私たち大人がしくみをよく知らないことが多いからですが…。

もし、誰かの犠牲の上に成り立つ世の中でないならば…。
そんな世界を子ども達には残してあげたいと思います。

次に紹介する動画、これをどう見るのかはひとりひとりにお任せします。
明日の食料(お金)のために、自分の正義を曲げて生きなきゃいけない世の中は
もう終わらせることができるのかもしれませんね。




ありがとうございました。

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