人が花を育て、花が人をつくる

こんにちは。

毎日のように学校説明会へ参加してバテバテです。
教室長は元気ですので、やはり年齢のせいなのでしょうね。
来週も何校か予定されているので、頑張って行ってきます

学校説明会を外部の会場で開いてくれる高校もあるのですが、
私個人の意見としては、やはり学校内で開かれる方が、校内の空気なんかも分かるので
学校像をつかみやすいと思っています。

ただ、キャパシティーの問題だったり、そこの生徒さんの授業を妨害する訳にも行きませんから、
外部会場で開くのも仕方ないかと思っています。
(マナーがなっていない塾講師も少なからずいますからね~)

私が実際に学校へお邪魔する時に、いつも気をつけていることがあります。
それは、普段、その学校に通う生徒さんが毎朝見ている校門からの風景です。

教育ももちろん人をつくると思いますが、私は学校の持っている雰囲気だったり、
校舎などの建物や、学校周辺の環境も人をつくる要素だと思っているからです。

その思いを強くしたのは、数年前にPTA会長をされていた知り合いから聞いた話からです。
今日は、その話をメモしておこうと思います。


それは、荒れていたある学校(小学校の話だったような…)の話でした。
何となく落ち着かない、学級崩壊しているクラスもある、そんな学校だったそうです。

その学校に新しく校長先生が赴任してきて、
少しすると日常の学校生活が落ち着きを取り戻したのだそうです。

その校長先生が取り組んだのが、昇降口に花を植えることだったそうです。
毎朝、子ども達には必ず花がその視界に入ってきます。
子ども達は毎朝花を見て、それから教室に行くのでした。

「人の育てた花が、逆に人をつくるってことなんでしょうかね。」と
その元PTA会長の方はおっしゃっていました。


きっと、花は人をつくるのだと思います。花に目を向ければ、誰もが心穏やかになります。
ですから、落ちついてその日の学校生活を始められるようになったのだと思います。

もちろん、校長先生が取り組んだことはこれだけではなかったと思います。
こういう校長先生の元だからこそ、子どもたちも安心して生活できた面もあったと思います。

しかし、花を見て心を落ち着かせてから教室に入ることで変わるものもあると思います。
学校がまとっている空気が子ども達の心に影響を及ぼす一つの例ではないでしょうか。

学校は、箱としての校舎に、生徒と教師だけで成り立つものではありません。
学校や学校周辺にある様々なものが。生徒達に影響を与えるのだと思います。

だからこそ、受験生には、実際に学校へ見学に行って、
学校をその目で見て、その学校の空気を肌で感じてもらいたいと思うのです。

学校のユニークさ、独自性というのは、行事やカリキュラム、特別授業だけではありません。
その学校の立地、校舎の感じにこそ、その学校の独自性が一番現れるのではないでしょうか。

学校に行くとそんなことを考えるのでした。
ありがとうございました。

コメント


認証コード0858

コメントは管理者の承認後に表示されます。