温室育ち…?

お久しブリです。

志望校合格をゴールではなく、未来へのスタートにする専門家、ブリさんこと神澤武利です。

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埼玉県内の私立学校が話題になっていますね。
朝の情報番組でも随分取り上げられていたようでした。

こうした情報がこのタイミングで出てくるのは、
学校としてもかなり痛いでしょう。
今年の進路指導にも影響が出るかもしれません。

それにしても在校生・保護者の方々は
内心穏やかじゃないですよね。

子供たちへの影響が最小限にとどまり、
早く通常の学校生活に戻れると良いのですが…。



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さて、ここからが今日の本題です。

私が絶対的に信頼している鈴木教室長。

それは自分の息子達の指導までを
完全に任せていることからも
お分かりいただけるのではないかと思います。

今日は塾長ではなく、
一人の子供を持つ親として、
この記事を紹介させていただきます。

今回の教室通信に寄せてもらった
教室長の記事からの抜粋です。

この夏、受験生は
毎日相当な訓練を行っています。

各教科100問程度のテストが毎回あり、
未合格の場合は居残って合格するまでという
徹底した学習を行ってもらっています。

授業時間が午後開始なのも、
テストに合格するための準備を
午前中に行ってもらうのが狙いです。

テストに加えて、
40日間毎日欠かさざず取り組んでもらう
毎日課題がありますので、

午前中はみっちりと復習を中心に自宅学習、
午後は塾でテストと先取り学習というのが
受験生の夏の過ごし方になります。

結構ハードに聞こえると思いますが、
実はこのカリキュラムには
2つの狙いがあります。




その狙いの一つは、
わたし自身の不合格体験から来ているものです。

どうしても受験生になると、
難しい問題や分からない問題にばかり
目がいってしまいます。

この時期に入ると
「わからないところを教えて欲しい」
という生徒さんが増えてくるのも事実です。

もちろん、必要であれば教えますが、
そう言ってくる生徒さんの大半は

途中計算のミスだったり、
そもそも基本となる事項を
勘違いをしていたりと、

基本をおろそかにしていて
分かっていないことが多いのです。

(だから大抵はあえて自分で考え直してもらう、
解き直してもらうようにしています)


それに、実際に難しい問題というのは
入試の1〜2割です。

だから、そこに力を割くよりも、
基礎基本の問題を
「いついかなるときでも間違えない」
という状態まで徹底することが肝心なのです。




わたしは高校時代
テニス部だったのですが、

ある全国クラスの(毎年全国大会に出場する)
高校と合同練習をしたときに、

意外とショットが大したことがなくて
拍子抜けしたことがあります。

なんでこの程度で全国へ行けるんだろうと
疑問に思ったくらいでした。

けれど、そのあと、
練習の手伝いに来てくれていたOBの先輩が

「すげえな。あいつらさっきから
1回もミスっていないし
コースも同じところに打ち続けてるわ」

というのを聞いてハッとしました。

そう、本当に強い人というのは
「ミスをしない」人だったんです。

弱いテニス部の練習を見ると、
だいたいみんなで派手に打ち合って
ラリーが全然続いていないという特徴があります。

それぞれ自分のときどきの気分で
打ちたいショットを打っているだけなんですね。

でもそれでは試合には勝てないのです。


これと同じことが勉強でもいえます。

マンガ『ドラゴン桜』でも
数学の勉強法で一番最初にやっていたのは
「計算100題制限時間付き満点クリア」でした。

合格するまで毎日やり続けるのです。

受験生たちは
「東大受けるのにこんなのやってていいのか」
「1・2問くらいいいじゃんか、わかっているし」
と愚痴をこぼすのですが、

先生から
「そうやって言い訳ばかりして
徹底してこなかったからだめなんだ。
文句があるならクリアしてからいえ」
と一喝されます。

正直、中途半端に出来る子は
基本をおろそかにします。

(僕もそうでした・だから不合格だったんです)

謙虚さをもって、
基本を徹底するという姿勢を
この時期に身につけられれば、

受験の後半戦から
ぐっと成績が上がって安定してきますし、
何より自信につながります。

自信がある生徒さんは、
直前期のプレッシャーに負けませんし、

志望校をコロコロ変えたり、
不安だからといって
あれこれ中途半端に手を出したりしません。

やるべきことにただひたすら集中して
合格を勝ち取っていくのです。

【教室通信 二人静より】


定期テストで450点以上に届かない子、
だいたい300点後半~400点くらいの子は、

「分からないところを勉強したい」
「自分で勉強する時間が欲しい」病にかかりやすいです。

450点以上を常にとる子は、
基本がいかに大切かということ、
応用は基本の組み合わせであることを
よく分かっています。

だから、そんなことは一言も言いません。




「分からないところを勉強したい」
「自分で勉強する時間が欲しい」と言う子は要注意です。
基本を疎かにする可能性が高いので。

理由は簡単です。
他の人からチェックを受けないので、
ケアレスミスと自ら判断してスルーしてしまうのです。

ミスを自分のものとして受け止めるには
けっこう勇気が必要です。

「本当は出来るんだもん」と
思っていた方が随分楽なんですよ、気持ち的にはね。

でも、それでは結果として基本が徹底できず、
何をやっても結局そこそこのところまでとなるのです。

で、入試直前になって
慌てふためくという…。


ま、人生は全て選択ですし、
それが学びだというのなら構わないのですが、
当然、親はその辺まで考えておくべきです。

基本を徹底させることを学ばせる、
学ぶことの大切さはそこにあると思います。
それを中途半端にしてはなりません。




私は、『中島敦/名人伝』を一緒に読んで、
うちの子に基礎基本の大切さを伝えています。

ですから、うちの子には
「分からないところを勉強したい」
「自分で勉強する時間が欲しい」
とは決して言わせません。

もし言ったら100%ぶん殴ることでしょう。笑


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学ぶこと自体の大切さもさることながら、

基本を疎かにしない姿勢を
勉強を通して身につけさせたい、

そういう思いが親としてあるので、
教室長のこうした指導方針には
本当に感謝しています。


ただ学ぶのではなく、
いかに学ぶのかを習得することが、

いましている勉強が
大人になってからも役立つのか
否かを決めると思います。

その点でも、教室長の指導は
長期的な目線に立ったものであって、

かといって受験もきちんと見据えているので、
親として安心して子供を預けられるのです。


何より、何でもかんでも甘えさせて、
貧弱な温室育ちにしてしまっては、

高校生活、大学生活、社会人になってからも
色々と問題が起きてしまいます。

(大切なお金を私的流用してしまったりとか…おっと。)

教室長は、自ら問題を解決に導く予行演習を
勉強を通して体験させてくれているのです。




どうせ学ぶなら、
楽しいと思うところまでやってもらいたい。

しかし、それには通らなければならない道があります。

その道は一見困難な道に思えるかも知れませんが、
まさにそれが近道であり王道なのです。

書道だって、最初から書家の方のように
書ける訳ではありません。
野球だって、素振りなどの基本練習が大切です。

試合やコンクールが近づいているからと
基本練習を疎かにする人っているでしょうか?

ありがとうございました。





すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。

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コメント

  • 同感です

    教える側も難しい問題をカッコ良く解説して
    生徒も頭が良くなったきになる。。。

    改めて基礎基本の重要性を伝えていきたいと思いました。
    ありがとうございました。


  • Re: 同感です

    コメントありがとうございます!

    「教える側も難しい問題をカッコ良く解説して
    生徒も頭が良くなったきになる。。。」

    本当にそうなんですよね…。
    できた気になっているだけで、全然身についていない。

    ここに気づくことからスタートなんですよね。



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