凛とした姿勢で読もうかと

お久しブリです。

電車に乗っていると、スマホをずっといじっている人がたくさんいます。
そんな中すっと背筋を伸ばし本を読んでいる方を見ると、思わず目が行ってしまいます。

それが男性であれ女性であれ、若い人であれご年配の方であれ、
その姿にとても魅力を感じてしまうのです。

で、私もそうありたいとですね、そう思っているので…、
まあ電車では本を読んでいるのですが…私、本のチョイスを間違ってしまったかなと。

そういう本を読んでしまっていまして、読んでいるうちに眉間にしわがより、
本に顔を近づけ、それはもう本と格闘しているような状態になることもしばしば…笑

何の本かというとですね、
鈴木教室長からプレゼントしていただいた「数学者 岡潔」さんの本なんですね。

こんなのとか、

春宵十話 (角川ソフィア文庫)

こんなのとか、

春風夏雨 (角川ソフィア文庫)

こんなのなんですね。

人間の建設 (新潮文庫)




まあ、あのマニアックな教室長からプレゼントしてもらったという時点で、
これらの本たちはアタリメのように噛みごたえ抜群なのは分かっていたのですが、

ええ、ええ、別にいいんですよ、嫌いな訳じゃないからね。
ただ、物理学や数学の話になると、何度も読み返さないとよく理解できないんですよ。泣

たまい訳の分からないところもあって、それも一つの味わいなのかもしれませんが、
「オーマイガー」と心で叫びつつ読んでいることもありまして…。

その代わり、情緒とか感情とかですね、何となく分かるというか、
分かったつもりになっているというか…。

ただ、不思議な魅力というのですかね、
何か読んでいてじわじわと来る良さみたいなものがありまして、
部分部分で悪戦苦闘しつつも、目が離せずにいるのですよ。

さすがは教室長がハマるだけでのことはあるなあと思うのですが、
これらの本の魅力が一体どこから来るのか、何が魅力たらしめているのかは、
私には全く説明できません、ただ、読んでいて何か心地良いんです…。

恥ずかしい話、遅々としてなかなか読み進むことができない本なのです。
でも飽きないし手放せないという不思議な本なのです。




「だいたい自然科学でいまできることと言ったら、一口に言えば破壊だけでして、科学が人類の福祉に役立つとよく言いますが、その最も大きな例は、進化論は別にして、たとえば人類の生命を細菌から守るというようなことでしょう。しかしそれも実際には破壊によってその病原菌を死滅させるのであって、建設しているのではない。」

【人間の建設より】

電車でカッコよく本を読もうなんてファッションで読み始めたつもりが、
がっぷり四つに組んでしまっている状態で、まったくスマートではないのです。

画像の説明

でもね、読んでいる時も、分からなくて読みなおしている時も幸せなんですね。
岡潔さんの言葉に触れているだけで幸せな気持ちになるのです。

なんとも不思議です。
まあ私がおかしいだけなんでしょうけどね…。
ということで、もし手に取る機会があればぜひ!

ありがとうございました。





春宵十話 (角川ソフィア文庫)

春風夏雨 (角川ソフィア文庫)

人間の建設 (新潮文庫)



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