8の付く日は

お久しブリです。

当塾では毎月、塾生や親御さん向けに『二人静』という教室通信を発行しています。
二人静には『琴線』という私の書いたコラム?のようなものがあります。

画像の説明
〔写真は愛用の湯飲み(益子焼)です。〕


今回は6回目の発行号に掲載された『琴線』を紹介します。
ごくごく個人的な話になっているのですが…。

▽僕は高校時代に男声合唱をしていた。はじめはそんなに熱心ではなかったが、演奏会を経験し、その魅力にはまった。先輩が引退した後は、無謀にも学生指揮者に立候補し、合唱団の音楽を作る立場となった。

▽学生指揮者になった後は、来る日も来る日も音楽三昧の生活だった。音楽への興味が増していくのに反比例するように、学校の成績は落ちていった。限りなくゼロに近づける実験を、自らの成績を使って行っていたようなものだ。

▽年に一度の定期演奏会の半年前からは、さらにすごい状況になった。学生指揮者は、演奏会で演奏するポピュラーミュージックを合唱バージョンやバンドバージョンに編曲しなければならなかったのだ。毎日指揮棒と何もかかれていない白い楽譜を持って高校に通った。小さい頃に少しだけピアノを習った程度の僕には、編曲が簡単にできるはずもなく、ピアノで確認しながら音符を一つ一つ譜面に書き込んでいった。僕は別のお勉強をしていたわけである。

▽譜面は面積があり、十曲ほどを同時に編曲していたのでしおりで目印をつけておく。本に挟むようなしおりでは頼りない。僕は最適なものを使っていた。教科書である。程よい面積と存在感なのだ。全ての譜面を毎日学校に持っていく訳ではないから、授業の際に教科書がないことはざらだった。授業中も指揮の練習と編曲にいそしんだ。

▽僕の高校時代の思い出に勉強はない。その後の勉強は大変だった。教科書がしおりだったのだから仕方ない。

二人静 平成15年1月号掲載

教科書をしおりにしていた人間が今は塾をやっているのですから、
全く人生というのは分からないものですね。

逆に、教科書を大切にしなかったからこそ、
今もこうして教科書から卒業できないでいるのかもしれませんが…。泣

よく塾生には目の前にあることをただ一生懸命せよと話します。
私の高校時代はまさにそれ!と言いたいところですが、今振り返れば逃避だった…?
そんな風に思ったりもするのです。

だって、確かに勉強は勉強で目の前にちゃんと存在していた訳ですからね。
それをあえて見ないようにしていたのは自分なので、それはやはり逃げなのだと思います。

でもまあいいでしょう。
結局大人になってから一生懸命勉強に向かったのですから、
これでチャラということで…。笑




そういえば前回「これから8のつく日は琴線紹介デーにしようかな…。」とか書いてましたが、
今回はちゃんと琴線の過去記事を紹介出来ました…が次回はどうなるでしょう?
本当に適当な性格なので気分で変えてしまうかもしれません。

あ、それから、今年度からは、二人静の弟分も発行されるとかされないとか…。
教室長がうにうに何やら画策しているようですよ。
私にも話は来ているのですが、果たして実現するでしょうか…笑

ありがとうございました。





ブリは今治タオルの大ファンです!




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