使い倒します!

お久しブリです。
今日は日曜日ですが、塾では先日行ったテストの解説を行っています。

せっかくの休日を使ってしまい申し訳ないのですが、
テストは受けた後がとても大切なので、心を鬼にして塾生には集まってもらいました。

当塾では年に数回、学力テストを行います。
このテストは全国で実施されるもので、特に国語で良質な文章を出題してくれるので、
受けるだけでなく読むだけでも、子ども達の成長につながるものです。

テストを実施した後は、必ず解説授業を行います。
普段は学年で分かれることがあまりありませんが、この時は学年別授業になります。

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授業では、テスト問題の解答解説を行うのは当然ですが、
正解率データの分析、授業の受け方、テスト解説時のメモの取り方など、
実は勉強をする上で大切になる作法のようなものも伝えています。

特に最近の小中学生は、
おとなしく椅子に座って話を聞くのが授業の受け方だと勘違いしているように思います。

これは学校の評価基準や授業運営に原因があるのでしょうが、
それで頭が良くなる(成績が上がる)なら、今ごろ日本中がとんでもないことになっているはずです。

自分の知識として頭(身体)に吸収するためには、
もっと違う心構え、方法で授業を受ける必要があります。

解法のコツだけでなく、そういう授業の受け方のコツなども伝えているのです。


これで学校の授業の受け方も変われば、
もっと有効に学校の授業を活用することが出来ると思います。

ものすごい量の時間を学校の授業で使っているのです。
それを友達との私語、ボーっと過ごす、先生の言葉の語尾「ね」の数を数える…(笑)
そんなことに使っていたのではもったいない。

そんなことをしているから、家でも塾でも何度もやらなくちゃいけなくなって、
時間が足りないとか、自分時間が無くなったとか、そういうことを言うはめに陥るのです。

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話がずれてきました。戻します。
このテスト、解説が終わった後も使い倒します。

なんと、同じ問題で再テストするのです。

中間テストや期末テストなど、やったらやりっぱなしのテストばかりの学校。
大切なのは学習内容を身につけさせることのはずです。

評価に使うのは構わないけれど、
テストは一度っきりで後は放置というこのやり方こそが
問題なのではないかとかねがね思っていた私(当塾で)は、

知識が定着されたかどうかを確認するために
同じテストを使って再びテストを行うようにしているのです。

もちろん1回目から2回目の伸びが表示される成績票も出します。
こうやって自分で伸びを確認することが次なるステップにつながるのです。




覚えているから役に立たない?
確かに問題番号と答えの記号をちゃっかり覚える子もいるでしょう。
でも、それが自分の実力にならないのは誰もが分かること。

用語なんかは結局暗記なので、
正しく覚えたもので丸がもらえれば、長期記憶にもなりやすいはずです。

だから、ちゃんと解説などからメカニズムを理解して、
それで正解にたどりつくものが1つでもあれば、やる価値があると思っています。
少なくとも、何もしないよりはいいのではないでしょうか。




テストを授業の受け方から知識の定着の確認まで
とにかく使い倒すのが無限塾流。

中学生の中間・期末テストも終わった後に見直し期間も設け、
時間の許す限り、同じ問題を再度解き直ししています。

塾生にとっては面倒くさいと敬遠したくなるやり方です。
それでもみんながついて来てくれるのは、
結局自分のためになるということが分かっているからでしょう。

もちろん親御さんの理解と協力も欠かせません。

評価につながらないテストなんて受ける価値がないという
そんな近視眼的な考え方しか出来ない方がいらしたら、
当塾には向いていないでしょうね。

長時間にわたり、懸命に解説授業を聞く塾生の姿を一度でも見れば、
意味があるかないかなんて問題ではないことが分かるかもしれません。

ありがとうございました。




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