嘘ついてでも入りたいほど魅力的?

お久しブリです。

昨日ですが、こんなニュースがあって思わず目に留まりましたので紹介します。

「公立在籍」と願書にうそ 学校側が見抜けず合格

京都新聞 3月25日(火)8時39分配信

4月に京都府向日市に開校予定の洛南高付属小の編入試験で、京都市内の私立小に通う2年の児童が在籍していない公立小名を願書に書いて受験し、合格していたことが24日、教育関係者への取材で分かった。募集要項では、京都府内の私立小に在籍する場合は受験を遠慮するよう求めていた。受験時は在学証明が必要なく、同小は「もし事実なら想定外のことで見抜けなかった」としている。

【転載終了】


画像の説明

関西圏なので、この学校について私は全く知りません。

でも、嘘ついてまで入学したい学校なのかどうか知りたくて調べてみましたら、
なんとまだ開校すらしていないのでした。

今年の4月から小学校が開かれるのですね。
私としては、その魅力がどこにあるのか断片でも知りたいと思ったので
残念でなりません。

開校前ですからね、理想は何とでも語れます。

でも、実際に学校とは学校・教員・児童生徒が一緒に作り上げていくものなので、
未来予想図通りに行くかどうかは誰にも分かりません。


それとも、その真っ白な部分に惹かれたのでしょうか。
うーん、分かりません。

親御さんはどういうつもりだったのでしょう。
まさか受かるとは思わなかった…とか。

まあ、今回の件でお子さんが悲しい思いをしないように
大人は配慮するべきとは思います。




この洛南高校付属小学校のホームページを見ていたら、
「人心の著しく荒廃した現代社会にあって…」という表現がありました。

何とも皮肉だなあ~と思ったのですが、
しかし、よくよく考えてみると「人心の著しく荒廃した現代社会」とは
果たしてどういう社会状況のことを言っているのでしょうか。

私には、いま一つピンとこないんですよ。


いや、偉い先生が仰っているので、そうなのかもしれませんが、

私はむしろ荒廃しているのは作って来たシステムであって、
人心がまともだから、今のところ何とかなっているのではないの??

と思ってしまうのです。


確かに、テレビをつければ、切ないニュースばかりが聞こえてきます。
犯罪や詐欺のニュースばかりを見聞きしていると心も萎んできます。

しかし、報道されているものだけが現実ではありません。

ずいぶん前のことですが、
電車とホームに挟まった方を皆で助けたというニュースもありました。
他にも心温まる話題が、自分の身近な所にたくさんあるはずです。

そういうことを一つ一つ思い起こしてみると、
人の心は荒廃してなんかいないのではないか…
と私は思うのです。

いや、むしろ、マスコミによって報道されるものばかりを信じさせ、
そのことがかえって「人心を著しく荒廃させよう」としているように思います。


自分さえよければ…という考えを持つ人が多くなった、
そういうことを言いたいのかもしれませんが、それだって人によります。

少なくとも、私の周りにはそういう人はいません。
いたとしても、居づらくなって結局離れてしまうのでしょうけど…。




何だか、話がどんどんずれてしまいました。

ただ、私は自分が考えていることが現実を作ると思っているので、
「人心が荒廃している」と考える人には、そういう環境が、
「人心は荒廃していない」と考える人には、そういう環境が現実になるだけだと思います。

私が自分の子を小学校に選んで入れるのなら、
当然後者の考えを持った方に預けたいですけどね(笑)

あ、なんだか批判しているようになってしまいました。
すみませんすみません、そんなつもりはないのですよ。

何だか、まとまりのない記事になってしまいました。
ありがとうございました。




コメント

  • どんな学校か?

    はじめまして。この洛南高等学校附属小学校について、関西の方ではないとのことでしたので、ご説明申し上げます。
    洛南高校は関西屈指の屈指の進学校で、よく知られている灘高校の次くらいのハイレベルな高校です。これまで、灘高と同様に中学受験されている学校です。偏差値はだいたい73~75といったところでしょうか。中学受験の倍率も7~8倍程度という難関校です。小学校受験では、子供の学力だけではなく、親のがんばりも必要になります。よって、お子さんにとっては、中学受験より入りやすくなるのではないでしょうか。そのため、親御さんにとっては、早い内に受験を終わらせ、有名大学(国公立の医学部)に入学させるキップを手に入れたいと思われたのだと思います。(小学校低学年の子が六年後、厳しい受験戦争に勝ち残ってきた中学受験組のレベルになれるかどうかは疑問ですが)これまた、京都では進学校として、同校と双璧をなす洛星のような自由ではなく、風紀に厳しく、勉強第一のスパルタ教育が洛南の校風ですので、親御さんは、小学校低学年よりがっつり勉強させようと思われたのかもしれません。また、記事にも載っていましたが、京都のノートルダムや京都女子大学附属小学校のような私立の小学校に在籍されている、男の子のお子さんであれば、中学になったら中学受験せねばならず、受験に失敗してしまったら、公立に通学しなおせねばなりません。そうした心理が働いたのではないかと存じます。今回のこういった私学の協定も自分の学校に生徒を引きとどめられない、自信のなさが問題なのだと思います。なにより、かわいそうなのは、お子さんですね。


  • Re: どんな学校か?

    >>1
    コメントありがとうございます。
    関西圏の受験事情など大変勉強になります。

    たしかに子どもの将来を考え、悩みながらの行動だったのかもしれません。選択肢がたくさんあって、その中で我が子に最適なのはどれか?と聞かれて悩まない方はいないでしょう。しかし願書に虚偽の内容を書いたとしたら、それは別問題ですよね。

    それだけ期待される学校であれば、公立に転校し、ルールに則って再度受験された方もいらっしゃるかもしれませんからね。そういう方には、この問題がどのように目に映るのでしょうか…。

    「今回のこういった私学の協定も自分の学校に生徒を引きとどめられない、自信のなさが問題なのだと思います。なにより、かわいそうなのは、お子さんですね。」

    同感です。結局、大学信仰とでもいうべき大学受験中心の考えが生み出した一つの弊害なのかもしれませんね。ぜひ、未来につながる結論を導き出してほしいものです。

    こういうコメントをいただけるのはとても嬉しいです。ぜひ今後も弊ブログをよろしくお願いします。ありがとうございました。



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