味わい

お久しブリです。

期末テスト対策で、3週間ノンストップで突っ走っています。
年のせいか、ブログを更新する力までは残らず、今日まで更新が滞ってしまいました。

今日明日は期末対策の中休み。
しっかりと英気を養いたいと思います。




実は今日は、大切な大切な日でした。
何の日かと言えば…『THE 納税DAY』なのでした。


まあ、単純な話、納期限が迫っている中、
ようやく時間がとれたので銀行さ行ってきた訳です。
そして皆さんから預かった消費税をちゃんと納めてきたという訳です。


目減りした残高をみるとやっぱり落ち込みます。
でも、せっかく納付するなら気持ちよく納付したいな…と。

窓口を見ると、うら若い女子行員が対応しているではありませんか!
あの子のところで納付したいなあ~なんて思いながら順番を待っていました。


少しすると、その若い子が立ち上がりました。
そして自動音声が「121番の番号札をお持ちの方…」と番号を告げます。
まごうことなく私の番号です。



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納付書を持って意気揚々と窓口へ向かう私。
気分良く納付ができそうです。


しかし窓口に近づいたところで「こちらでお願いします!」と、
その子いる窓口の奥からおば様行員が私に声をかけます。

「へ?」

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従うより仕方ありません。
「こちらにおかけ下さい」と椅子を勧められ、そこに腰を下ろして納付書を出します。

正直ちょっとテンション下がり気味です。
でも、そんな思いが一気に吹き飛ぶ光景を次の瞬間目の当たりにしたのです。



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数枚の税金の納付書を受け取ったその行員の方は、おもむろにそろばんを出し、
ビーっと指をスライドさせ合計額を計算し始めるではありませんか。

あまりに慣れた手つきに、私は思わず見入ってしまいました。
「○○円ですね」と合計金額を伝えられた時、「そろばん…ですか…」と言ってしまいました。

「こっちのほうが慣れているので…」と少し恥ずかしそうに言う行員の方。
計算機に比べてなんて味があるのだろうと深く感じ入ったのでした。



機械に囲まれた銀行の窓口にあって、ぬくもりのある対応をしていただいた気がしました。

たったそれだけでひどく得した気分になり、
無事に気持ちよく納付することができたのでした。



電卓ってもしかすると味気ないのか…?
銀行の窓口にそろばんはちょっと不釣合いでしたが、
なぜかそこに温かみを感じたのでした。


昔の道具には、不思議な魅力がありますね。
ありがとうございました。





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